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平成17年8月16日の宮城地震による県内の被害は、全壊、半壊はないものの、かわらの落下などによる一部損壊が227棟という程度でおさまった事、そして怪我をした人も少数であった事、死者もいなかった事は救いでありました。しかし、福島県では一部損壊が554棟報告されていたり、栃木県では家屋が倒壊してしまった住宅もあったようでした。平成15年7月26日の宮城県北部連続地震の住宅被害は一万棟を超えるものになったのに対して、今回の地震は少ない被害で済んだようであります。それは、倒壊の危険性のある住宅に住んでいる方の地震への意識が向上して、耐震改修をした成果といえよう。
しかし、全国には1981年以前の旧耐震基準の住宅は2100万戸あり、1400万戸の耐震性にまだ問題があるのです。そのうち、宮城県には1980年以前の木造住宅が25万7千戸存在しますが、地震対策をしていない住宅がほとんどである現状です。
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平成7年1月17日に起きた阪神大震災では、20万棟を超える家屋の被害があった。 窒息死、圧死によって6433人の方が亡くなられており、1981年以前に建てられた住宅の建物が倒壊してしまい、下敷きになった事が致命傷のようであります。又、1981年から始まった新耐震基準の設計に従わないで建てられた住宅も地震に弱い構造となっており、一部損壊などの被害は多数あったようであります。被害者を検死した医師によると、地震発生後14分後には死者のうち90%以上はすでに亡くなっていたのだと発表されてます。
普通、何も地震が起きていないとき、40坪ほどの住宅は約50トンくらいの重さがありますが、これは物理的に言うと50トンの重力がかかっているともいえます。なんと、阪神大震災のときには重力と同じくらいの強烈な力が家を揺らしたようであります。地震の大きさを表す単位にはマグニチュードや震度などがよく使われますが、加速度という単位もあり地震の揺れはこの加速度が大きいほど破壊力が大きいとされてます。加速度とは一定時間内に起きた速度の変化であり、ガルという単位が用いられます。1ガルは毎秒1cmずつ加速していく事で物を垂直に落とした時には980ガルの重力加速度が生じます。
阪神大震災では818ガルの数値を記録しており、818ガルという力で真横に揺れたという意味となります。木造住宅は上下にかかる力に対して強いように作られてますが、この地震で木造住宅に被害が生じたのは、50トンの力が真横から加えられたからです。 新潟県中越地震では1700ガルの数値が記録されましたが、阪神大震災ほど建物に被害が出なかったようです。それは、真冬は豪雪地帯になることを考え地震対策のためにも屋根材を軽い金属屋根にしていたり、また、太い柱や梁を使用していたり、窓などの開口部をあまり作らず壁面を多くとる事で耐力的にするなどの耐震補強をしてあるからのようです。
建物構造被害
屋根材被害
和 瓦
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